Elythrantera brunonis

あけましておめでとうございます。

Elythranthera brunonis (Caladenia brunonis)
2017年1月にオーストラリアから球根を輸入し、6月に咲きました。南半球の球根を北半球の気候に順化させるための季節外れの開花だったため、そのあとすぐに落葉、新球はできずじまいでした。球根の養分を使い果たしての開花だったのでしょう。豪州産の地生蘭の多くは菌依存度が高く、鉢栽培では開花で力尽きてしまうことがほとんどです。同属のE.emarginataで鉢栽培可能な(分球する)ものを栽培してますが、維持するにはそういう個体を引き当てるほかないような気がします。同時に咲けば掛け合わせたかったのですが……。

ロウを塗ったような光沢は有機物だとは思えないほど。良い花だった……。
分子系統学研究の結果、2015年キューガーデンによりElythranthera属はCaladenia属に統合されましたが、オーストラリアではいまだ以前の属名が用いられているためここではより認知されているであろう旧学名を今のところは用い、両方でラベリングすることにします。

コメント

  1. 謹賀新年!
    新しいブログでのスタート、お祝い致します。
    益々のご活躍をお祈り致します。

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    1. あけましておめでとうございます。
      頻繁な更新はできないかもしれませんが、こつこつ内容を増やしてゆければ、と思っております。

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