数万あるラン科植物の中で青い花を咲かせるのは豪州南西部の数属とボルネオのクレイソセントロン属、バンダ・セルレアやデンドロ・ビクトリアレギネなど僅かで、豪州産のなかではテリミトラ属が最も有名ですね。いずれもラン展やネット上などで販売されればすぐに買い手がつくようなものが多く、ラン栽培において青い花には一種の憧憬があるように感じます。青系のテリミトラのうち、園芸的に多く栽培されているものはT.nudaですが、青さだけで言えばT.nudaは青系の中でも淡い部類に入るもので、さらに濃い青紫から原色に近い青、水色まで、一口に青といってもその色味は種ごとに多様なものがあります。我が家で開花した青系統のものの前半分をまとめて記録しておきます。
180312 Thelymitra graminea
180312 Thelymitra graminea
180324 Thelymitra megacalyptra
180324 Thelymitra megacalyptra
180326 Thelymitra macrophylla x campanulata
180326 Thelymitra macrophylla x campanulata
180312 Thelymitra crinita x nuda 'Tall White'
180312 Thelymitra crinita x nuda 'Tall White'
180326 Thelymitra nuda x aff.macrophylla
180312 Thelymitra nuda 'Tall White' x macrophylla
180312 Thelymitra nuda 'Tall White' x macrophylla
180312 Thelymitra sp.
テリミトラは種類によって花の開く条件の温度とか日照とかに違いは出るのでしょうかね?
返信削除最近気温が下がったせいか思うように開かないのが出てきました。
遅咲きの薄青タイプは20度以上で晴れた日でないと開かないものが多いように感じます。原種だとT.paucifloraやT.cyaneaが特に強い日差しが必要だと言われていて、天気が悪い日が続くと閉鎖花で結実してしまい、見られずじまいなことも……。赤系やT.nudaなどは多少寒かったり曇りっていても開きやすいですね。
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